フレンチ・ブルドッグ

小型犬

フレンチ・ブルドッグってどんな犬?

愛嬌のあるお顔で動き回ったり甘えたり、そのひとつひとつが魅力的な犬種です。ぴんとたった耳はフレンチブルドッグの独特なもので、色々な方向に傾けるしぐさがとても可愛いです。

著名人の愛犬としてもとても人気のある犬種です。

フレンチ・ブルドッグの歴史

フレンチ・ブルドッグの起源には諸説ありますが、18世紀頃イギリスで飼われていたイングリッシュ・ブルドッグがフランスに渡り、小型のブルドッグにテリアやパグなどを交配し、19世紀半ば頃のパリで誕生したといわれています。

初めはネズミ捕り用の犬として活躍していましたが、ユニークな外見が上流階級の女性や芸術家の目にとまり、一躍愛玩犬として人気になりました。

日本には大正時代から昭和時代初期にブームになり、その後魅力的な外見がさらに洗練されたことにより、近年も再び人気となっています。

フレンチ・ブルドッグの性格

明るく社交的で、好奇心旺盛で遊ぶの大好きです。また飼い主さんに忠実で、一緒に遊んだり甘えたりすることが大好きです。その反面、ひとりぼっちが大嫌いで留守番が苦手です。

物覚えがよく容易にしつけられますが、体罰やきつく叱るのは絶対に禁物です。興奮しやすい犬種なので、指示で落ち着かせられるようにしつけることが大切です。

フレンチ・ブルドッグの体の特徴

分類 小型犬

体高 30cm 

体重 8〜14kg

被毛 短く毛・光沢があり柔らかい

毛色 レッド・ライトブラウン・フォーン・ブリンドル・ホワイト&フォーン・ホワイト&ブリンドル

フレンチ・ブルドッグのお手入れ

フレンチ・ブルドッグの被毛は短くてキメの細かい毛が密生しています。季節ごとに被毛が生え変わるため、抜け毛が多い犬種です。また、肌が敏感であることからラバーブラシなどでこまめにブラッシングしてあげたり、ぬるま湯で絞ったタオルで体を拭いてあげるといいでしょう。特に、顔のシワにはよだれなど汚れが溜まりやすいので臭いの原因になります。丁寧にケアしていきましょう。

フレンチ・ブルドッグの食事

適正体重をキープできるよう心がけます。フレンチ・ブルドッグは食欲旺盛なので、肥満になりやすい傾向にあります。油断するとすぐに太ってしまうため、徹底した食事管理を行いましょう。

ドッグフードの回数

子犬 1日3回〜4回

成犬 1日2回

に、分けて与えます。

体重から計算する方法もありますが、基本的には普段与えているドッグフードの裏面に書かれている量を参考に与えましょう。

フレンチ・ブルドッグの寿命

フレンチ・ブルドッグの寿命は10〜12歳前後です。

フレンチ・ブルドッグがかかりやすい病気

  • 尿石症

尿石症は膀胱炎や尿路閉塞を引き起こすことが多いので注意が必要です。血尿・頻尿・排尿困難といった症状が現れます。

  • 難産

小型犬・短頭種・頭が大きく腰が細い犬などは難産になりやすいです。

  • 短頭種起動症候群

担当種の顔や首の構造上、呼吸がうまく行えないことがあり、その総称を短頭種気道症候群と言います。肺へ空気を送る気管が潰れてしまう気管虚脱、鼻の穴が狭くなる鼻腔狭窄、口の中の顎の肉が垂れてくる軟口蓋過長などにより、パンティング・呼吸困難・呼吸時のゼイゼイとした雑音などが確認されます。

  • 第三眼瞼線脱出(チェリーアイ)

目頭にある第三眼瞼が飛び出している状態がさくらんぼに見えることから、チェリーアイと呼ばれるようになった病気です。第三眼瞼は下まぶたの内側にあり、眼球の保護や涙の産生など、大切な役割を担っています。

少しでもいつもと様子が違ったら、

早めにかかりつけの動物病院に相談してください。

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