トイ・プードルの魅力についてご紹介!性格や特徴などみていきたいと思います!
トイ・プードルってどんな犬?
まるででディベアのような、フワフワな毛をもっている、とっても可愛らしい姿のトイ・プードル。犬の人気ランキングが常に1位の人気犬種。
見た目がふわふわしているので抜け毛や匂いなどが気になるかと思いましたが、実際は抜け毛が少なく、体臭もあまりないため、飼いやすいことでも人気の犬種です。
性格は明るくて温厚、友好的な性格。お利口なのでしつけもスムーズにできます。
きちんとしつければ無駄吠えも少ないので、密接した住宅街ではご近所にあまり迷惑をかけないでしょう。
トイ・プードルの歴史
プードルには、スタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイと4つのサイズがありますが、犬種としてはすべて同じプードルになります。
サイズが違うだけで身体構成は同じであること、性質的にもサイズの違い以外に異なる点がほぼないこと、さらにこれらのサイズの成立した時期が歴史的に不明であることから、同じ犬種となっています。
プードルはフランスの代表的な犬ですが、歴史的には発祥はロシアまたは中央アジア北部で、ヨーロッパを横断し地域の犬と交雑されながら広がって、最終的にドイツからフランスへ入ったというのが現在最も有力な説となっています。初期のプードルは、まったくの使役犬で、荷車を引き、水猟犬としてカモ狩りに従事していました。
ドイツで猟犬として働いていた彼らは、フランスでも当初は猟犬として入りましたが、この頃にはすでにサイズのバラエティがあったことが推察されています。
トイプードルがいつごろから存在したのかを示すものとして、15世紀のドイツの画家、アルブレヒト・デューラーの版画の中に、独特のカットを施されたミニチュアプードルまたはトイプードルらしい小さい犬が登場していました。
17世紀に入る頃になると、小さく作られたトイプードルが、フランス上流階級のあいだで愛玩犬として人気を博すようになりました。18世紀には画家ゴヤの絵画に登場し、イギリスの上流階級のあいだでも人気の犬であったと記録されています。スタンダードサイズ以外のプードルたちも、まったくの愛玩犬とは限らず、使役犬としても働いてきました。
一例として、高級食材トリュフが自生している場所を探索する使役犬は、ミニチュアまたはトイプードルで、この仕事はイギリスから始まりフランス、スペインなどでも広まりました。
トイプードルには器用な面があるため、サーカスなどの見世物にも使われていました。プードルは様々な目的で使役され、その場に合った大きさの改良をされてきたものと考えられます。
さらに近年の日本では、毛が抜けにくいことで病院などを訪問するアニマルアシステッドセラピー犬として、また、警察犬試験に合格して嘱託警察犬として採用されるなど、トイプードルは愛玩犬にとどまらず、活躍の場を広げています。

トイ・プードルの性格
明るく元気で好奇心旺盛な性格です。運動能力も高い上にお利口さん。家族に愛情深く、社交的です。

トイ・プードルの体の特徴
分類 小型犬
体高 23〜28cm
体重 3kg前後
被毛 強い巻き毛のシングルコート
毛色 アプリコット・ブラウン・クリーム・ブラック・ホワイト・グレー・レッド・ブルー
トイ以外のプードルについて
ミニチュア・プードル
体高 28〜35cm / 体重7kg前後
ミディアム・プードル
体高 35〜45cm/ 体重15〜18kg前後
スタンダード・プードル
体高 45〜62cm/ 体重23〜25kg前後
トイ・プードルのお手入れ
被毛は抜け毛が少ないシングルコートですが、放っておくとどんどん伸びてきて、毛玉ができやすくなります。また強い巻き毛で絡みやすいので定期的なトリミングと、お家でブラッシングをこまめにしてあげると良いでしょう。
トリミングのカットスタイルも、テディベアカット・アフロカット・ミツバチカット・コンチネンタルクリップなどかわいいスタイルがたくさんあり、トリミングに行くたびにいろんなスタイルに挑戦できるのも魅力ですね。
トイ・プードルの食事
トイ・プードルの主食には、「総合栄養食」と表記のあるフードを選びましょう。総合栄養食はフードとお水だけで栄養が摂れる配合になっています。ケアしてあげたい部分に特化したフードもあり、どれを選べばいいか悩みますよね。粒の大きさや形もさまざまなので、飼っているワンちゃんが食べやすいサイズを選びましょう。

トイ・プードルの寿命
トイ・プードルの寿命は12〜15歳といわれています。

トイ・プードルがかかりやすい病気
- 外耳炎
垂れ耳なのと耳道にも毛が生えているので、外耳炎になりやすい犬種です。
- 膝蓋骨脱臼
後ろ肢の膝のお皿がずれて脱臼する病気です。後ろ足をびっこ付いて歩く、散歩を嫌がったりします。
時に足を触ったらキャンと鳴きます。
その他さまざまな病気がありますが、いつもと様子が違ったらかかりつけの動物病院を受診してください。
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